ロシアの学校占拠のテロはホント大変なことになってしまって。
映像を見るたびになんか胸が痛みますよね。
ただ、確かにテロは絶対に許してはならないけど、
起こった経緯を考えたときに、やっぱりロシア自身が蒔いた種が
ここまで大きくしたんだと思う。

結局、イスラム教徒の非常に多い民族地域で、それを無理やり武力で弾圧してきたのだから。
第一次、第二次チェチェン紛争ではチェチェンの総人口70万人のうち10万人が死亡して首都はもうすでに廃墟と化している。そんな状況で、チェチェン側の目で見たときに実際どうなんだろうと思う。

俺のリトアニア人の友達でアルモンテって子がいるのだが(以前、日記にも出てきた子)、彼女に俺がロシアに行ったことを話したとき、急に目の色が変って怒り出したのをよく覚えている。

リトアニアを含むバルト3国がロシアから独立したときにも、
やはりロシア軍の武力弾圧で、街に戦車が押し寄せてきて、
子供を含む18人が戦車の下敷きになって死んだ。
でも、バルト三国の人たちは、南北600kmにわたって手をつなぎ「人間の鎖」を作って
ロシアの侵攻を止め独立を勝ち取った。
そうアルモンテ達にしてみれば民族の誇りを持って、本当に命をかけて国民みんなで勝ち取った独立であるわけで、
武力制圧しようとしたロシアに対しての憎しみは、平和ボケしている日本人には計り知れないものがあるだろう。

そういった経緯を良く考えたとき、多民族国家であるロシアにとって武力制圧が本当に正しい選択肢なのかを考え直すべきなのかと思う。

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